想定されるリスクとは

かつては住宅ローンというと、一定割合以上の頭金が用意できないと利用できませんでしたが、その後、状況は変わっており、昨今では頭金なしのフルローンを認める金融機関が増えています。もっとも、頭金を準備せずに住宅ローンを組んだ場合には、いくつかのリスクを負うことになるという点に注意しなければなりません。想定されるリスクは様々ですが、中でも大きいのは頭金がない分、借入金額が大きくなるという点です。それにより、毎月の返済額が大きくなりますので、将来的に収入が減少してしまったような場合には、返済が滞ってしまうリスクはより高くなります。フルローンにする場合は、返済額が無理のない範囲に収まるかどうかをしっかりとチェックすることが重要であると言えるでしょう。

頭金は必ず用意すべきか

頭金を準備せずに住宅ローンを借りることには、前述のようなリスクがありますが、だからといって頭金を必ず用意しなければならないというわけではありません。昔から頭金が重要視されているのは、それによって借入額を抑えて金利負担を軽減するためなのですが、長く低金利の時代が続いている状況下にあっては、必ずしも借入額を減らしても金利負担が大幅に軽くなるわけではありません。そのため、返済額が無理のない範囲に収まる限りは、フルローンを組んでも特に大きな問題は生じないのです。フルローンにすれば、手元のキャッシュを使わずに注文住宅が建てられるというメリットもありますので、そういった点も踏まえて頭金を入れるかどうかを判断すると良いでしょう。

建築実例は戸建住宅においてはその住宅メーカーが既に建築し実際に住んでいる住人の生活など現実的な紹介をしています。